2017年冬のWiMAX事情

各プロバイダによるWiMAX2+のキャンペーンは競争を激しくしており、これからは新生活を見据えたキャンペーンなどの開始も予想されます。
とは言え、既にキャンペーン内容・お得度合いとしてはどのプロバイダも頭打ちの状況です。キャンペーン名称やちょっとした特典の違いはあれど、これ以上は大きな差は出そうにありません。これからひと月、ふた月と待ったとしても、今よりもぐっとお得になる可能性はかなり低いです。

キャッシュバックの金額は旧型機種の方が大きくなるため、W02などは特にお得に使える可能性が高いのですが、在庫状況が厳しくなりつつあります。2月にW04の登場が控えていることを考慮すると、今後狙い目になってくるのはW03でしょう。
また、12月に出たWX03については、もう少し待ったほうがキャッシュバックの金額が上がる可能性があります。

キャンペーンの期間は、ルーターの在庫状況によって決まります。在庫がなくなればそこで終わり、早い者勝ちです。目当ての機種がある場合は急ぐ必要があります。

●キャンペーンの傾向
WiMAXのキャンペーンといえば、キャッシュバックがおなじみですが、最近では月額料金の割引をキャンペーン内容とすることも増えています。
というのも、受け取り忘れの可能性があるキャッシュバックと比べると、月額料金そのものを下げてもらった方が忘れる心配も煩雑な手続きの必要もなく楽だからです。

キャッシュバックのキャンペーンでは、連絡をメールなどで受け取り、自分で手続きする必要があります。メールに気が付かなかったり、手続きを忘れたりしてしまうと、せっかくのキャンペーンの恩恵に与れなくなってしまいます。
金額としては、キャッシュバックキャンペーンの方が大きいため、お得度合いを重視するならキャッシュバックを選択するのがおすすめです。しかし、多少損をしても面倒がない方が良いと言う人には、この月額料金の割引が選ばれています。

プロバイダの傾向としては、やはりキャッシュバック金額の大きい「GMOとくとくBB WiMAX2+」が人気です。
BIGLOBEやSo-netなどのISP系のプロバイダも変わらず人気があります。キャッシュバック金額やキャンペーンの内容は一歩及ばないものの、馴染みがあるプロバイダはやはり選ばれやすいです。また、固定回線と同じプロバイダを選ぶことで割引を受けられたり、料金の支払いを一本化できたりと、ISP系ならではのメリットもあります。

●WiMAX2+の速度について
WiMAX2+の回線速度について、本当に広告されているような早さを体感できるのか、という疑問を持つ人は少なくないでしょう。勿論、広告に示されているのは一番良い状態のものですから、いつもその通りとは残念ながら行きません。しかし、格安SIMでLTE回線を利用するときのように、極端に速度が低下するというトラブルは聞きません。

「UQ WiMAX」には15日間無料で試用できる「Try WiMAX」というサービスがあります。使い勝手が気になる場合は、このサービスを利用して、使いたい時間帯や場所で試してみるのが良いでしょう。評判を聞いたりスペックを眺めたりするよりもずっと確実です。
このサービスで借りられるルーターは試用後返却となり、試用後に「UQ WiMAX」の契約をしなければならないというルールもありません。「Try WiMAX」を使って性能をチェックした後、好きなプロバイダと契約することが可能です。

WiMAXではプロバイダごとの速度差はほとんどなく、同じような状態で提供されています。プロバイダで何か処理を挟んでいた場合は別ですが、基本的には考えなくていいでしょう。
格安SIMの場合は、ユーザーをいかに上手く分散させるかということが回線速度に関わることがあります。そうなるとやはりISP系の方が速度も出やすいのですが、WiMAXの場合には当てはまりません。

各社で速度に違いがないため、「Try WiMAX」の後に他社で契約するのに何の問題もありません。キャッシュバックやキャンペーンの内容を見ながら自分好みのプロバイダを選ぶことができます。

●WiMAX2+のルーター
・WX03
最大速度:440Mbps
高速方式:4x4MIMO + CA
au LTE対応:×

・WX02
最大速度:220Mbps
高速方式:4x4MIMO
au LTE対応:×

・W03
最大速度:370Mbps
高速方式:CA
au LTE対応:◯

・W02
最大速度:220Mbpa
高速方式:CA
au LTE対応:◯

WiMAX2+の高速方式には4x4MIMOとキャリアアグリゲーション(CA)の2種類があります。
4x4MIMOの対応エリアは広く、WiMAX2+の基地局全てで利用できるため、非常に使いやすいです。対してW02・03で使用されているキャリアアグリゲーションのエリアはWiMAX2+と比べるとまだまだ狭く、対応エリアは限られています。
「UQ WiMAX」で公開されている下り最大200Mbps未対応地域のリストを見ると、この2つの方式の差がはっきりします。WiMAX2+の未対応地域はキャリアアグリゲーションの未対応地域の10分の1程度で、広範囲をカバーするという観点で言えばWiMAX2+が圧倒的に優位です。
特に東北や九州ではキャリアアグリゲーション非対応地域が多く、該当エリアに住んでいる場合はWiMAX2+が向いています。反対に、関東・関西での利用であれば対応地域に大きな差はなく、エリアによる差は殆どありません。

ただ、W02・W03は「au LTE対応」であるという点も忘れてはいけません。通信速度こそ劣るものの、「繋がるかどうか」を重視するのであればLTE対応というのは大きな強みです。
特にW03ではWiMAX2+とau LTEをあわせたキャリアアグリゲーションが可能となっています。お陰で速度は最大370Mbps。
ただ「370Mbps」の対応地域はまだ狭く、都市部の主要駅中心に限られています。これから徐々に拡大予定ではあるものの、活用できる人はほんの一部でしょう。また、利用には月1005円のLTEオプション料金が必要と万人向けとは程遠いのが現状です。残念ながら速度の早さはまだW03を選ぶ決定打とはなっていません。

対応エリアという視点でルーターを選ぶとした場合、地方では4x4MIMOを採用しているWX02・03に軍配が上がるものの、都市部では明確な差はありません。
都市部での利用を想定しているのであれば、決め手となるのは速度か値段かということになります。速度に関しては、LTEを使わないのであればWX03を選ぶのが無難です。W03の最大速度370Mbpsは先述の通り対応地域が非常に狭く、活用できるのはごく一部の人に限られるためです。
値段を重視する場合、やはり旧機種の方がキャッシュバックの都合で安くあがる可能性が高いです。

●WiMAXを固定回線として利用する場合
WiMAXを自宅の回線として使用する場合、よく利用されるのが「novas Home+CA」です。
novas Home+CAの高速方式はキャリアアグリゲーション、最大速度は220Mbpsで、au LTEには未対応です。WiMAXのルーターの中でもWi-Fi機能が充実しているため、固定回線の代わりにするにはうってつけです。キャッシュバック金額は他のルーターよりも劣っているものの、最近では対応するキャンペーンも増え始めています。

ただ、自宅で2、3台のタブレットやスマートフォンをつなぐ程度の使い方であれば、W03やWX03でも十分間に合います。Wi-Fi機能のためにキャッシュバックの少ないnovas Home+CAを選ぶよりは、キャッシュバックの充実しているルーターを選んだほうが良いケースもあるでしょう。

また、PCの接続を予定している場合や、家族の多い場合、Wi-Fi機能が充実していることがどうしても必要だという場合などは、固定回線の方が良いでしょう。
PC向けのコンテンツのデータ量がスマートフォン向けのものよりも多いというのも勿論ですが、OSのアップデート等で一度に大量のパケットを食ってしまうことがあるためです。
家族の人数が多い場合も、人数が増えれば増えるほどデータ量は膨大になってゆきます。快適性を考えるのであれば、固定回線の導入を考えてみるべきです。

自宅の回線用にWiMAXを使おうと思っている場合、「SoftBank Air」も選択肢の一つとしてあげておくべきでしょう。契約期間が2年、月額料金もやや高めではあるものの、データ量を気にしなくても良いというメリットがあります。固定回線として使うのに向いたサービスです。

●UQのギガ放題プラン
UQのWiMAX2+で今主に利用されているプランは「UQ Flatツープラス」です。月額4196円(ここから500円割引で3696円)で、契約期間は2年。他のプロバイダでもだいたい同じような料金になっています。
通常のプランを利用している場合、通信量が月7GB超となると通信制限の対象になってしまいます。しかし、「UQ Flatツープラス ギガ放題」というプランを利用すれば、この通信制限を避けることが可能になります。(ただし、後述する3日間の通信量から行われる通信制限は避けられません)
プランの切り替えに制約はなく、ひと月ごとに無料で切り替えができます。事前に通信量が増えそうだと分かっているのであれば、あらかじめその月のみギガ放題プランに変えておくと良いでしょう。

●WiMAXの通信制限
LTEと同じようにWiMAXにも3日間のデータ量に応じた通信制限があります。

これまでは3日間の通信量が3GBを超えた場合通信制限が行われていました。LTE回線の通信制限よりは緩いものの、やはり不便であることには変わりませんでした。

しかし、2月2日からこの制限が緩和されます。3日間の通信量が「10GB」を超えた場合が通信制限の対象となります。また、制限を受ける時間帯はピーク時である18時から2時頃のみです。また、速度も1Mbpsほどあるため、以前の通信制限よりもずっと使いやすくなっています。

ただ、固定回線の代用とするにはまだ力不足であることは否めません。通常の利用では困ることは少なくなりますが、大量のデータのやり取りをする場合には油断できません。

●オプションとそれに伴う注意点
契約の際に、最初の数ヶ月だけ本来有料であるオプションが無料になる、というサービスを実施しているプロバイダも多いです。お試し感覚で使えるのはありがたいのですが、不要だと判断した場合、有料に切り替わる前に解除する必要があります。
有料のオプションを無料で使えるというとお得なように感じますが、忘れっぽい人にとっては罠でしかありません。
無駄なオプション料金を払ってしまうことのないように、契約時どのオプションが有料化するのかをしっかり確認しておきましょう。最初の数カ月から半年の間は請求書の金額はよく見て置くと安心です。

WiMAXのオプションとしては、セキュリティソフトなどの他に、グローバルIPオプションを利用できるプロバイダがあります。
これはオンラインゲームやVPNの利用のために、グローバルIPアドレスを要求されることがあるためです。WiMAX2+には通常これが割り当てられていないのですが、有料のオプションを使用することで割当を受けることができます。ただ、対応プロバイダは少なめで、オンラインゲーム等の利用を考えている場合は対応するプロバイダを選ぶようにしましょう。

また、口座振替を選択できるプロバイダも少数です。これは不正利用をする利用者がいるためで、どうしても口座振替が良いという場合は対応している所を選びましょう。口座振替に対応している主なプロパイダはUQ WiMAX、BIGLOBE、niftyなどです。

Wimaxの選び方にはコツがあります

Wimaxのキャンペーンはプロバイダにより様々です。
キャンペーン内容だけではなく、他の条件にも目を向けてプロバイダを選びましょう。

具体的には以下のようなポイントが重要になってきます

1.契約期間が短いもの選ぶ
Wimax2+の場合は2年契約のみですが、通常のWiMAX の場合であれば1年契約を優先的に考える方が良いです。
2年契約となると期間が長いため途中解約のリスクが高まります。
2年間の間に引っ越しをすることなどもあり得ますし、
パソコンの買い替えにより環境が変わるといったことも考えられます。
そういったこと考えるとやはり契約期間はなるべく短い縛りのものを選んだ方が良いでしょう。

2.トータル支払金額を考慮する。
キャッシュバック金額が大きいからといってトータルの金額が安くなると限りません。
月額金額が幾らになるか、年間だといくらくらいなるかを計算してトータルで最も安いところを選ぶのが賢い方法になります。

3.キャンペーン特典をしっかり把握する。
プロバイダによっては、Nexus7のプレゼントなどを行っている場合もあります。
そういった場合はキャシュバックを選ぶか商品を選ぶか選択することになります。
どちらが得なのかをしっかり調べて選択しましょう。

私的にはキャシュバックを選び、お金をもらって自分で好きなものを買うことがおすすめです。

以上のようなポイントを考慮して自分に最適なWimaxプロバイダを選んでいきましょう。

サブコンテンツ

このページの先頭へ